深夜便のビジネスクラスを利用するのに、一番気になるところは深夜なので寝やすいかどうかです。
翌日の体調にも関わるため、これは非常に重要なポイントです。
今回は、ANAのビジネスクラス深夜便【羽田⇔香港線(NH821/NH822)】を実際に利用して感じたことをもとに、「フライト時間」「座席の快適さ」「アメニティ」「機内食」など、気になるポイントを詳しくレビューします。
今回のフライト時間とスケジュール
私が実際に利用したフライトは以下の通りです。
- 行き(NH821便)
羽田空港 0:55発 → 香港国際空港 4:30頃着
(所要時間:約4時間35分)
- 帰り(NH822便)
香港国際空港 1:05発 → 羽田空港 6:10頃着
(所要時間:約4時間5分)
どちらも深夜出発・早朝到着という典型的な「深夜便」です。短めのフライトなので、機内でどれだけ眠れるかがかなり重要になります。
座席の快適さとレイアウト
座席配置は「2-1-2」で、中央席もある構成です。
ただし、今回の機材はフルフラットにはならない古いタイプのシートだったのが少し残念です。深夜便なので、できればフルフラットシートを使ってほしいところです。
とはいえ、足元スペースは非常に広く、身長156cmの私でも足を完全に伸ばせるほどの余裕がありました。また、座席がシェル型ではなく、前の座席がリクライニングすると後ろに倒れてくる新幹線のようなスタイル。そのため、後ろの人を気にして座席を倒しにくい面も。
帰りの便では11列目の一番後ろの席を選んだので、後ろを気にせず座席を倒せて快適でした!
アメニティはどんな感じ?
離陸前に客室乗務員さんが以下のようなアメニティを配ってくれます。
- アイマスク
- めぐリズム
- 耳栓
- マスク
必要なものがあれば、その都度お願いすれば持ってきてくれます。深夜便ならではの気配りが感じられてありがたいです。
機内食の提供タイミングと味は?
食事は着陸の約2時間前に提供されました。出発前に「和食と洋食のどちらがいいですか?」と聞いてくれます。
ただ、「もう少し遅くしてもらえますか?」と聞いてみたところ、それはNGとのこと。安全面と着陸準備の関係で難しいようです。
- 行き(羽田→香港)洋食:◎ 美味しかった!
- 帰り(香港→羽田)洋食:△ あまり口に合わず…
寝ることを優先したい方は、帰り便の機内食はスキップしても良いかもしれません。
トイレの様子は?
前方にトイレが2箇所ありますが、ビジネスクラスの利用者数が少ないので混雑は一切なし。
中には以下のようなアメニティも用意されていて、ありがたかったです。
- 歯ブラシ
- 顔拭きシート
ANAビジネスクラス深夜便・羽田⇔香港まとめ
総合的にはエコノミークラスより格段に快適です。しかし、深夜便という条件で「熟睡できるか」というと、やはり限界があります。
エンジン音や機材の古さもあって、当たり前ですが、ホテルのベッドで寝るような快眠は期待しない方が良さそうです。なので、行きの便はもう少しお金を出して「日中のビジネスクラスを使う」ほうが有意義に過ごせそうだなと思いました。
調べてみると安くビジネスクラスを使えることがあるので、ぜひ興味のある方は使ってみてはいかがですか。
羽田空港ANAビジネスクラスラウンジの様子▼
www.tanupooon.com
香港国際空港の代替えラウンジの様子▼
www.tanupooon.com