クルーズ船「MSCベリッシマ」には様々なタイプの客室があります。
今回はその中から窓やバルコニーが付いてない内側ファンスタスティカの客室に宿泊しました。
部屋の様子、設備など利用してみてどうだったかについて詳しく紹介します。
デッキ14の部屋に宿泊
今回、ベッドはツインにしてくださいと前もってリクエストしておきました。
ベッド2つをくっつけて、ダブルベッドのリクエストも出来るみたいです。
ベッド:ツイン(ダブルも可)
専有面積:約15㎡
シャワーのみ
3〜5名で1室を利用する場合は、ソファベッドやプルマンベッド(跳ね上げ式ベッド)またはバンクベッド(2段ベッド)での対応となります。リクエストにも対応しているそうです。
また、1名で1室利用する場合は、基本的に1人部屋の設定がないため、2名用の部屋を1人で使います。
ベッドサイズは横幅が約87cmです。
この部屋はベッド側面が壁付になっていますが、客室によっては頭側が壁に面していたりするので、使い勝手は変わりそうです。
1日2回の清掃に入ってくれて、シーツやタオルを取り替えてくれるので、気持ちよく利用できます。
おすすめの部屋位置について
MSCベリッシマの船中央または先頭にエレベーターが集中しています。そのため後方にはエレベーターが無いので、中央まで移動する必要があります。
さらにデッキ15からデッキ19にレストランやアクティビティがあるので、そちらを多く利用する方は高階層の方がおすすめです。
デッキ5~7にシアター、ショップ、有料レストランなどがあるのでそちらを多く利用する方は下の階の方が便利だと思います。
私が過ごしていた場所はデッキ14中央あたりで、飲み物や食事へ行くのに階段を1つ上がるだけなのでとても便利でした。
マーケットプレイス(ビュッフェ)がデッキ15にあり、ここは20時間営業していて、無料ドリンクは常に空いています。
事前に旅行会社のほうに、「ビュッフェレストランの近くがいい」とリクエストを入れておきました。
あくまでもリクエストなのでその通りになるとは限りませんが、事前に旅行会社に部屋の要望を伝えておくといいかもしれません。
クローゼット
ハンガー10本あり、普通のハンガー5本・クリップが付いたハンガー5本でした。
クローゼット上部や下部、引き出しの上にも荷物を置けます。
さらに金庫もあります。1日2回の清掃で人の出入りがあるため、貴重品は閉まっておいた方がいいかもしれません。
服を6着ほど服をかけると一杯な感じです。
金庫側は高さが無いのでTシャツなど短めのものをかけることができます。
ハンガーをかけられる場所が玄関前や浴室扉にも一応あります。
デスク周り
デスクの引き出しにドライヤーが入っており、固定されているので、この場所以外では使えません。
メーカーは「Valera」だと思います。
ドライヤーは風量1.2.3段階で、ボタンを押していると使えるタイプの物です。風量もあるので普通に乾きました。
その他には、ケトルやマグカップ2つ、プラスチックのコップ2つ置いてありました。
アメニティについては、部屋に歯ブラシやくし、カミソリ、綿棒、ティッシュなどがありません。また、パジャマの用意もないので、自分で準備していく必要があります。
コンセントは写真のタイプで、日本のコンセントがそのまま使えました。
客室内電源は110ボルト・220ボルトです。
海外仕様のコンセントを持っている方は持っていくと使える数が増えていいかもしれません。
さらに枕元にもUSBソケットがあります。
コンセントは机にしかありません。
冷蔵庫のサイズ
デスク一体型のミニ冷蔵庫もあります。中にはミニバーが入っています。
最終日前の清掃時に鍵をかけるので、最終日は利用できません。
※わたしの部屋は下船日前日夕方には鍵がかかっていました。
大きさは横幅が約30cm、縦幅約42cmです。
そのため、2リットルベットボトルやお茶を入れる冷水筒が入りました。
ドリンクが沢山入っていますが全て有料です。
スピリッツ、ソフトドリンク、ミネラルウォーター、ビール、スナックが入っていて、5〜10ドルです。
利用した場合、1日ごとに紐付けたクレジットカードアカウントに請求されます。
デスク下には動かせる椅子と机が1つありました。
また、枕元にあるミニ机は電源とか付いていないので、デスク近くに動かして物入れとして使っていました。
*この客室を含めキャビン内やバルコニーは禁煙です。指定場所のみ喫煙ができます。
視聴可能なテレビ
日本人向けのチャンネルが多かったです。
見ることができたチャンネルは、Jスポーツ、日テレ、ファミリー劇場、BS朝日、BSTBS、BSフジ、BSジャパンなどです。
もちろん海外のチャンネルや船内紹介チャンネルも映ります。
避難訓練や緊急時の情報も確認でき、現在走行している位置も見ることができます。
船首カメラもあり外の様子も見られます。
無料の映画も少しだけありました。
ボタン類について
バスルームの扉横にいくつかボタンが付いてます。
エアコンの温度調節、客室内の電気、MAKEUPROOMとDNDボタンがまとめられています。
カードキーを差し込むと部屋の電気がつくので、カードケースに入れるよりもカードに引っ掛けるタイプの方が使いやすいです。
MAKEUPROOM
1日2回清掃に入ってくれるので、朝ご飯を食べに行く時や寄港地に行く時、夕飯を食べに行くタイミングで「MAKEUPROOM」ボタンを押しました。
部屋に帰ってくる頃には清掃が終わっていて、自分達が部屋にいるタイミングでは入ってこなかったです。
DND(Do not disturb)
清掃やベッドメイキングなどを行う清掃員に部屋へ入って欲しくない事を伝えるボタンです。
間違えて押してしまうとずっと清掃に入ってくれないので注意です。
浴室・洗面スペース
シャワー室のみの客室で、サイズは横幅が約70cm、奥行きが約80cmでした。
設備はシャンプーとシャワージェルはありましたが、コンディショナーはありません。
シャンプーは髪がキシキシするので、普段使っている物を持って行った方がいいです。
トイレは、温便座&ウォシュレットなしです。
トイレットペーパーは柔らかめでした。
三角錐みたいに一番深い所が20cmで、徐々に浅くなっている造りです。
洗面所は手を洗うくらいなら使いやすいですが、水筒など大きな物を洗うのは少し大変でした。
横幅:約50cm(黄色線)
縦幅:約33cm(赤色線)
深さ:約20cm(青色線)
常にバスタオルとフェイスタオルが2つずつ置いてあります。
使用後など替えてほしい時はバスルームの床に置いておくと、清掃のタイミングで新しいタオルに交換してくれます。
タオル掛けにかけてあると交換してくれません。
アメニティ
日本のホテルのようにアメニティがおいてありません。
客室にあった物をまとめます。
・ハンドソープ
・ボディージェル
・トイレットペーパー
・バスタオルタオル人数分
・フェイスタオル人数分
・プールタオル人数分
・プラスチックのコップ
・マグカップ
・ドライヤー
・メモ紙
・鉛筆
・ゴミ箱
・ケトル
・アイスペール
・ハンガー
・金庫
・冷蔵庫
・アレクサ的なやつ
それ以外はなかったので、必要な物は持っていきましょう。
ティッシュペーパーは言えばもらえるとの情報もありました。
まとめ|お得に行くなら内側客室がおすすめ
部屋を使っていて思った事として、窓が無い部屋なので、時間の感覚がわからなかったです。
客室内には時計が無いし、朝起きても部屋が真っ暗なので、スマホなど時計を確認しないと朝か夜か分かりませんでした。
部屋で長く過ごすなら窓がある部屋の方がいいと思います。
私は、船内のイベントに参加したりビュッフェレストランに居いる時間が多く、部屋の中で過ごす時間が少なめだったので内側客室でも大丈夫でした。
内側客室でも他の部屋(ヨットクラブなどは除く)と出来ることなどの差はないので、とにかく安くクルーズに行きたい方にはおすすめです!
MSCベリッシマの料金が気になる方はこちらの記事を参考にしてください▼
www.tanupooon.com